最近、音楽聞いてますか？
ふと昔の曲が流れた瞬間、
「懐かしい…」
「この時こんな気持ちだったな…」
そんな記憶が一気に押し寄せること、ありますよね。
これはただの“思い出し”ではありません。
あなたの脳の中で、海馬・感情・記憶ネットワークが一斉に動き出しているサインです。
さらに、脳がこうして刺激され活性化すると、気分が軽くなり、
体が自然に動きたくなり、前向きな感情が生まれるというプラスの反応が起きます。
「音楽を聴いたら元気になって、動きたくなった」これは“気のせい”ではなく、科学的に説明できる現象なのです。
ここでは、その仕組みを理論的にわかりやすく解説していきます。
音楽を聴くと海馬や記憶ネットワークが活性化。昔の曲で思い出や感情がよみがえる脳科学の仕組みを解説。
音楽は脳の広範囲を同時に刺激する — 脳の総合エクササイズ
音楽を聴くと、脳の複数の部位が一度に活性化します
✅ 前頭前野：気分や判断をコントロール
✅ 側頭葉：メロディや歌声を聴き分ける
✅ 海馬：記憶や感情を呼び起こす
✅ 扁桃体：喜びや安心感を感じる
さらに、好みの曲を聴くと報酬系が活性化し、ドーパミンという快楽・やる気ホルモンが分泌されます。
その結果、幸福感ややる気、前向きな気持ちが自然に増すのです。
脳の複数領域が同時に活性化することで、以下の効果が同時に起きます。
1️⃣. 記憶がよみがえる — 海馬と感情ネットワークが動き、懐かしい思い出やその時の感情を鮮明に呼び起こす
2️⃣. 気分が前向きになる — 前頭前野と扁桃体が刺激され、ネガティブな気分が和らぎ、やる気や安心感が増す
3️⃣. 体が自然に動きたくなる — 運動指令ネットワークも活性化され、リズムに合わせてステップを踏みたくなる
4️⃣. ストレスが軽減される — 脳全体の活動が調和し、自律神経のバランスが整い、心も体もリラックスできる
つまり、音楽は脳にとって**“総合エクササイズ”**！音楽を聴くと、メロディやリズムを処理する過程で「海馬」が活性化されます。
海馬とは、脳の中で“新しい記憶をつくる司令塔”のような働きをする部分で、ストレスに弱く、刺激に敏感な中枢です。この海馬は、ドーパミンが分泌されることで神経がつながりやすくなり、情報を整理したり覚えたりする力が高まります。そのため、音楽は脳全体の活性化だけでなく、記憶力向上にも直結する重要な刺激となるのです。
心理的・生理的ストレスの緩和の研究
音楽は脳の総合エクササイズ！脳の活性化で記憶力や注意力、感情調整までサポートする効果を持つことが研究で明らかに。
さらに、日本人を対象にした研究では、音楽を聴く前後で心理的ストレスと生理的ストレス（唾液アミラーゼ）を測定しました。
☑️ 結果：音楽を聴くことで心理的ストレスが低下
☑️ 生理的指標（唾液アミラーゼ）も減少し、体の緊張が緩和
つまり、音楽は心だけでなく、体のストレス反応も和らげることが実証されています。これにより、音楽は日常生活での小さな緊張や不安を解消し、心身の回復を促す自然なツールであることが示されています。
ここから詳しい研究のPDFを読む➡️音楽聴取が心理的および生理的ストレスに及ぼす影響 : 音楽嗜好の違いによる検討
脳が活性化すると体まで軽くなる理由
音楽を聴くと、ただ気分が上がるだけでなく、体が自然に動きたくなる現象には、科学的に説明できるメカニズムがあります。脳→神経→心→体の順で起こる連鎖を理解すると、因果関係がはっきりわかります。
1️⃣ 自律神経のバランスが整う
音楽は自律神経に働きかけます。日本人を対象にした研究でも、
音楽聴取によって副交感神経が優位になり、唾液アミラーゼが減少することが確認されました（心理的・生理的ストレスの緩和効果）。
副交感神経の活動が高まると心拍や呼吸が落ち着き、血流が改善されます。その結果、筋肉のこわばりが減り、体が軽く感じられるのです。
➡️音楽を聴くことが、まず心身のリラックス状態を作る因果関係です。
2️⃣ ドーパミン分泌でやる気と快感が増す
好みの曲を聴くと脳の報酬系が活性化され、ドーパミンというホルモンが分泌されます。ドーパミンは「快楽」「やる気」「前向きな気持ち」を高める作用があります。
そのため、音楽を聴くだけで自然と体を動かしたくなる感覚が生まれ、脳と体が連動してテンションが上がるのです。
3️⃣ リズムが運動指令ネットワークに働きかける
人の脳はリズムに同調する性質を持っています。音楽のテンポやビートに合わせると、運動をつかさどる神経ネットワークが刺激され、ステップを踏んだり体を揺らしたくなる自然な反応が起きます。
これは、脳が音楽のパターンを「体の動き」と結びつけて処理するためで、音楽を聴くことが直接的に運動の動機につながる因果関係を示しています。
4️⃣ 脳→神経→心→体の連鎖
以上の3つの作用が組み合わさることで、音楽は脳→神経→心→体の一連の流れを通して、心身を同時にポジティブに変化させます。
🔹脳：メロディやリズムで記憶・感情・報酬系が活性化
🔹神経：自律神経のバランスが整い、緊張が解消
🔹心：幸福感・やる気・安心感が増す
🔹体：血流改善・筋肉のこわばり減少 → 動きやすく軽く感じる
つまり、音楽を聴くことと体を動かすことは、相互に作用する因果関係にあり、脳が活性化することで自然に体も動きやすくなります。
言い換えれば、音楽は**脳と体の両方を同時にトレーニングする“最強のリズム・エクササイズ”**と言えるのです。
💡ここでのポイント
✅「体が軽く感じる」などの体験は、心理的・生理的指標の改善（副交感神経優位、血流改善、ドーパミン分泌増加）に裏付けられた現象です。
✅ 音楽と運動は、脳内ネットワークを通じて互いに影響し合うため、聴くだけでも動きたくなる感覚が生まれます。
💬 亀山：「おすすめの音楽紹介です！葉加瀬太郎さんの**『The Symphonic Sessions II (AL+Blu-ray Disc)(初回生産限定)』**は、バイオリンの美しい旋律と心地よいリズムが最高です。気分を高めながらリラックスでき、自然に体を動かしたくなります。
そして、『情熱大陸』は特にテンションが上がります！この曲を聴くと、思わずステップを踏みたくなる人も多いはず。このアルバムなら聞いたことのある曲も多く楽しめます！」
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💬 亀山：「では、ゆったりした1曲から体を動かしてみましょう。おすすめは葉加瀬太郎さんの**『ひまわり』**です。
1️⃣. 曲をかけて、姿勢を整えます。肩の力を抜き、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。
2️⃣. ゆっくり鼻から息を吸って、口から吐く呼吸を意識します。呼吸のリズムに合わせて、肩や腕を軽く揺らすと自律神経が整いやすくなります。
3️⃣. 足踏みや体の揺れも、呼吸と曲のリズムに合わせてゆったり行いましょう。無理に速く動かす必要はありません。
たった3分でも、曲のゆったりした旋律と呼吸を意識するだけで、脳と体がつながり、気分が自然に上がります。
『ひまわり』の優しいメロディに身を任せると、心もほっと落ち着き、体も軽く感じられますよ。」
体験レッスンで「音楽×体の動き」を実感してみませんか？
ここまで読んで、『音楽を聴きながら体を動かす』感覚を少しでもイメージできた方も多いと思います。
つまり、海馬を刺激することは一生ものの脳の財産づくりにつながります。海馬は記憶の中枢であり、音楽と結びついた記憶は特に長く残る特徴があります。研究でも、高齢になっても音楽に関連した記憶は保持されやすいことが示されています。
だからこそ、日頃から音楽を聴いて脳を活性化させ、体をゆるやかに動かす習慣をつくることが大切なんです。
年齢を重ねても、好きな曲が流れれば自然に体が動いてステップが踏める。
これは感覚ではなく、海馬がその音楽の記憶をしっかり保持し、脳と体をつなげてくれているから。
音楽 × 体の動きは、年齢に関係なく一生続く“脳の資産”になります。
今日からの小さな習慣が、未来のあなたの軽やかさをつくっていきますよ。
だからこそ、今のうちから音楽を聴きながら体を動かす習慣をつくることが大切です。
でも、「どうやって始めたらいいの？」と思う方も多いはず。
そこでおすすめなのが、実際に体験できるレッスンです。
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この体験レッスンを通じて、音楽 × 体の動きの楽しさを実感することで、今日からの小さな習慣が未来のあなたの軽やかさを支える“脳の資産”になります。🎵 まずは1回、体験してみませんか？
